ジャイプルからデリーを経由してダラムサラに来ました。
本来ならば今回の旅の中でチベットに行きたかったのですが、現在の日中間の問題や我々のの日程、予算など考慮した結果諦めることにしていたので、ここダラムサラだけは絶対来たかったところです。
そうですここは現在チベット亡命政府のある場所でダライ・ラマ氏の住んでいるところなのです。
とはいっても多忙なダライ・ラマ氏はほとんどダラムサラにはいないみたいですけど。
いいんです。少しでも憧れのチベットを感じたくて来たのです。
実際チベット人が住んでいるところはダラムサラからさらに500メートル高い場所にあるマクロードガンジというまちらしいです。
大きな期待を胸にたどり着いたマクロードガンジはというと。
天国でした。
ここはほんとにインドなのかとうたがってしまいました。
インドが地獄だ!なんて言っているつもりは全くありませんが同じ国とは思えない程ダラムサラが良すぎて。
なにが良いかといいますと。
まちがきれい!
空がきれい!
空気がきれい!
人がうざくない!
それだけ?と思われる方がいると思いますが二ヶ月近くインドを放浪するとこれだけの違いで天国を感じてしまうのです。
一番驚いたのは土産物屋の対応がぜんぜんうざくないことです。
通常のインドの土産物屋の場合。
店のオヤジ:こんにちはー!見るだけー!見るだけー!
おれ:これいくら?
店のオヤジ:○○○ルピーだよ!
おれ:いらない。
店のオヤジ:いくらなら買うんだ?
おれ:値段尋ねただけだからありがとね。
店のオヤジ:いくらなら買うんだ?
おれ:いや、だからいらないよ。
店のオヤジ:いくらなら買うんだ?
おれ:いらないって言ってるでしょ。
店のオヤジ:オッケー、じゃあ○○○ルピーで手を打とう。
おれ:……。
このように値段を聞こうものなら大変な労力を使うことになります。
しかもこのやり取り後に店を出る時のオヤジの冷めた目つき。
見るだけー!の意味ほんとに知ってんのかよと思ってしまいます。
しかしここマクロードガンジ場合。
おれ:これいくら?
店のオヤジ:○○○ルピーだよ。
おれ:そっかありがとう。
店のオヤジ:うんありがと。またねー!
おれ:??????
はじめはたまたまうざくない人にあたったんだと思いましたが、どの店でも同じ対応。
マクロードガンジでは見るだけー!がほんとに存在します。
毎日通った石屋。
このオヤジもかなりナイスでした。
珍しく前置きが長くなりすぎたんで、得意の写真攻めいきたいと思います。
まちの真ん中にある寺院。
まちの雰囲気こんなかんじです。
そしてヒマラヤの山が見えます。
天国気分でまち歩きしておいしいモモ食べるとこんな顔になります。
ブサイクですみません。
これがおれの幸せを感じている顔です。
まちのはずれにある大きなチベット寺院へもいきました。
入り口付近にあったやつ。
ちょうど僧の方々がお経読みながら音ならしてました。
こいつを廻しながら一周します。
中は神聖な雰囲気で満ちてます。
ここがおそらくダライ・ラマ氏のお家です。たぶん。
この絵のなかにもダライ・ラマ氏のメッセージが書き込まれています。
翌日山を見るためにトレッキングへ。
さんざん道に迷ってお店のあるところまできました。
しかしそこのオヤジが言うにはここから五時間、帰りは三時間かかるぞと。
そのときすでに12時前。
無理だ。暗くなってしまう。
そこでオヤジがいうには別のルートの先に寺があってそこもナイスだと言ってくる。
迷わず予定変更。
これを意思の弱さととるか、フットワークの軽さととるかはあなた次第です。
軽いかんじの山道をいきます。
途中にチベットの旗。
そして寺到着。
しょぼい。
景色はいいが寺はしょぼすぎて写真も撮っていません。
しかも曇ってて山見えず。
そこで一服していると大量のチョウチョの群れが山の方から飛んできます。
やっぱここは天国。
そこから見えたこの小山。
山頂にチベットの旗が小さく見えます。
もちろん登ります。
小さな山には俄然強気です。
頂上に着いてみると。
馬がいるーーーー!
首に鈴ついてるやつもいたんでもちろん野生の馬ではないのですが、山頂のちょっとしたスペースに五頭の馬。
そして無人。
しかも1頭がめちゃめちゃ人懐っこい。
おれたちを恐れもせず向かってきては戯れようとします。
あっちからよって来てからの2ショット。
激しくスキンシップ。
あまりにも激しいのでこうなります。
転倒。
なさけない姿を嫁に見せてしまいました。
そして帰り際に別の馬からお馬さんキックされました。
骨折する程危険なので馬の後ろに立ってはいけないという話しは聞いていましたが、奇跡的に無傷。
しかも完璧にふとももを蹴られたのにまったく痛くもなく。
リスクを負うことなく死ぬまでにやりたい100のことの内のひとつである馬に蹴りをくらうをクリアーです。
蹴られた後に100の中に加えられたことはもちろん秘密です。
まちの全景。
この山のなかの小さなまちがチベット亡命政府の中心地。
三泊だけだったけどとっても楽しかったダラムサラ。
一日でもはやくチベット問題が解決することを願いつつ次の目的地へ。
最後にかっこいい嫁の写真を。
さすが堂々としてます。